スタッフの日記

Windows オフライン ファイルの機能にハマッてしまいました。

2014年9月22日(staff)

 今のWindows OS(※1)には、オフライン ファイル(※2)と呼ばれるファイルの編集機能が備わっています。これは、ネットワーク上のサーバ等の共有フォルダのファイルをクライアントパソコンからアクセスする際、ネットワークが切断していても、パソコン上にあらかじめ共有フォルダのファイルがコピーされていて編集等ができて、その後、ネットワークが繋がった時にパソコン側で操作してファイルの同期をとる。という仕組みのようです。

 さて、こんな機能を知らずにシステムを運用していると、次のような不具合が発生します。

『あるパソコンで共用フォルダのファイルを更新したが、別のパソコンでそのファイルをみると
内容が反映されていない。』

 今回のケースは、Microsoft Accessで作成したシステムで起きました。DBをサーバの共有フォルダに置いて入力フォームはパソコン上に置いてデータの入出力を行うシステムです。

半日悩みに悩んで、上記の内容にたどりついて解決。とりあえず各パソコンで、"オフライン ファイルを無効にする"設定をしました。


・[コントロールパネル]を開く
・[同期センター]を選択
・同期センター画面で[オフライン ファイルの管理]を選択
・オフラインファイル ダイアログで[オフライン ファイルを無効にする]

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 後で調べると、以下の共有フォルダ側のプロパティで、オフラインの利用をできない設定にできることが分かりました。これをしておけば、台数の多いクライアント側パソコンで設定は不要になりますね。


・[共有フォルダ]のプロパティを開く
・[共有]タブ選択
・[詳細な共有]ボタンを押す
・[詳細な共有]ダイアログの[キャッシュ]ボタンを押す
・[オフラインの設定]ダイアログの"共有フォルダーにあるファイルやプログラムはオフラインで利用可能にしない"
  を選択する。
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 ここまできて、当然「そもそも同期がとれれば問題ないんじゃないか?」という疑問もでてきます。ためしに同期センター(※3)の機能を使って同期をとる操作をしてみましたが、RDBの中身の同期を取ることはさすがに無理なようです。(そんな事ができたらすごいことですね)

以上、備忘録もかねて。


※1 利用可能なWindows OS
   古くはWindows2000の頃から備わっていた機能らしいですが、現時点では、Windows7 Pro,  Windows 8 Proが利用可能。
   (各OSバージョンのProffesional Editionが利用可能か?)

※2 オフライン ファイルとは
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/understanding-offline-files#1TC=windows-7

※3 同期センター
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows7/what-is-sync-center

 

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