Acrobat Readerの注釈機能を使って、文書のレビューを上手にする
最近は、メールでの文書のやり取りが多くなり、指摘事項もメールにいちいち引用先を記して書くことは面倒になってきました。そんな時、Acrobat Readerの注釈機能とFDFというファイルがあることを知ったので、紹介したいと思います。
たとえば、下図のように使います。
一点鎖線の左と右では別の人だと思ってください。
まず、Aさんが文書(PDFファイル)を作成します。
それを受取ったBさんは、文書に「注釈」(私の脳内では「いちゃもん」と変換されます)を付けたくなったとします。
ここでまず、Acrobat Readerの注釈機能が登場します。PDFファイルのどの部分の注釈かも、すぐわかるようになっています。
次に出てくるのが、FDFファイルです。Acrobat Readerの操作で、注釈情報のみを出力することができます。
Bさんは、FDFファイルをAさんに送ります。
Aさんは、送られたFDFファイルと、元のPDFファイルとを読込んで、どんな注釈がつけられたかを見ることができます。
図には書きませんでしたが、Aさんは、注釈に対する返信を付けてFDFファイルにしてBさんに送り返すこともできますし、さらに別の人に送って…ということもできます。そして、こうしたやり取りが、ぐちゃぐちゃにならず、FDFファイルとして形に残し、管理できるということも重要です。
Acrobat Readerの、具体的な操作については、下記などを参照してください。これは、少し古いAcrobat Reader Xについてなので、その後のバージョンとは少し違いますが、参考にはなるでしょう。
https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/kb/4561.html